用語集
イグジットクライテリアexit criteria
施策や検証、プロジェクトを「終了・撤退・次の段階へ進める」と判断するための条件を、着手前に数値や事実で決めておくもの。データ分析の結果を「続けるか、やめるか」の判断につなげるための約束事です。
イグジットクライテリアとは
イグジットクライテリア(exit criteria)とは、あるフェーズや施策を「ここまでできたら終了とみなす」「この水準に達しなければ撤退する」という判断の基準を、始める前に明文化したものです。もともとはソフトウェア開発のテスト工程で「テスト完了の条件」を指す言葉ですが、事業や施策の意思決定でも「撤退基準」「継続/中止の判断条件」の意味で使われます。対になる言葉として、開始条件を定める「エントリークライテリア」があります。
なぜ必要か
基準を決めずに始めると、結果が思わしくなくても「もう少し続ければ」と判断が先送りされ、投資が膨らみます。逆に、少し数字が悪いだけで有望な施策を止めてしまうこともあります。「何を、いつまでに、どの水準で見て判断するか」を先に決めておくことで、感情や立場に左右されない判断ができます。
設定のポイント
- 判断に使う指標と水準を具体的に書く(例:「3 か月で問い合わせ率が 1.5% 未満なら中止」)
- 判断の期日を決める(いつのデータで判断するか)
- 「続行/改善して続行/中止」のように、結果に応じた次の行動まで決めておく
- 基準を満たしたかどうかを、あとから誰でも確認できるデータの取り方にしておく
データ分析との関係
小さく始めて検証する(スモールスタート)進め方では、検証の設計と同時にイグジットクライテリアを置くことが重要です。分析は「結果を出す」だけでなく、「結果をどう判断するかを事前に決める」ところから始まります。